年賀状

2022年1月19日 (水)

あけましておめでとうございます (2022年 年賀状)

今年の私の年賀状を公開します。来年以降、常日頃から面識のある方を中心に、オンラインでの新年の挨拶に抵抗がないと思われる方について、郵便での年賀状の挨拶を差し控えるようにしたいと考えています。よろしくお願いします。

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あけましておめでとうございます

   前橋で一人暮らしを始めて1年。コロナもあり、忙しいこともあり、ほとんど出歩いていません。前橋に詳しくなったのかと言えば、まったく。研究室まで徒歩数分のキャンパス内の社宅に住み、自宅と研究室の往復を繰り替えし、キャンパスの外に出ることなく1日を終えることもしばしばです。ですが、そうした仕事中心の毎日に予想以上に満足しています。もともと研究が好きで、教育にも携わりたくて、だからこそ大学に来たのです。自分のことはわかっているはずだったのに、予想を超える研究好き・教育好きに、私自身が驚いています。
   帰宅後にベランダからキャンパスを見ながらビールを飲むのが私の日課です。明かりの消えた研究棟を見て「今日も私が最後だった」と実感する瞬間です。研究室で水草を育成しています。1日1回、霧吹きで水をかけます。何度も水をあげたいところをぐっとこらえます。夕方、葉加瀬太郎のバイオリンを聴きながらキャンパスを散歩します。ときどきベンチに寝転がって空を見ます。空の広さを実感します。雲の動きをじっくり見るのは小学校以来かも。そんなささやかなことに幸せを感じている・感じられる私の大学生活とはどんなものなのか。
   4月からゼミが始まりました。元気で個性的なゼミ生が12名やってきました。最初はオンラインで打ち解けなかったのですが、最近は議論も活発になってきました。ゼミ生の有志に卒業書籍を作らせています。企画から、執筆、編集、レイアウトデザイン、制作までを全て学生の手で行わせています。「書籍のあり方を世の中に問い直してくれ」とお願いしています。どんな書籍ができることやら。
   先日、群馬の小学校で実験をしました。ようやく本格的な研究に着手です。これまで、大人を対象に読み書きの研究を行ってきましたが、それは会社からの要請によるもの。大学での最初の新たな研究はデジタル教科書の評価に設定しました。現在、教育のデジタル化が進められていますが、これが子どもの学習効果にどういう結果をもたらすのか。子どもの教育の失敗は許されないですからね。
   そう。私の子どもと家族も厚木で元気にしています。妻は酒屋の仕事に精を出しています。美森はキングダムにはまっています。雨音は相変わらず、すみっこぐらし。我が家に新たな家族として、ふーちゃん (うさぎ) とななちゃん (猫) が加わりました。
   本年もよろしくお願い申し上げます。
   2022年元旦