北海道新聞朝刊にデジタル教科書のインタビュー記事掲載
2021年7月14日発行の北海道新聞朝刊に「デジタル教科書 利点と課題は」という記事が掲載され、その中でデジタル教科書の学習効果への懸念を表明しました。
記事はデジタル教科書の利点と課題について、2人の専門家へのインタビューの内容をまとめたものになっています。そのうちの一人として私 (群馬大学情報学部、専門は計算機科学) は、認知心理学的な実験結果をもとに、じっくりと考える必要のある場面でのデジタル端末の利用は子どもの理解や集中を妨げる要因があることを指摘しました。そして、子どもに集中して考えさせる場面でのデジタル端末の利用に懸念を表明しました。
一方、もう一人の専門家は東京理科大学の渡辺教授 (教育学)。紙とデジタルの使い分けを前提としながらも、デジタル教科書が児童に深い学びをもたらすものとして期待を表明し、デジタル教育の利点を強調しました。
決して対立する2名の記事ではありません。両者とも紙とデジタルの使い分けを前提としながら、私はデジタル教科書の懸念を強調し、渡辺教授は利点を強調する記事になっています。紙の教科書とデジタルの教科書も決して対立するものではなく、両者の併用・使い分けを前提に、よりよい併用と使い分けのあり方を探っていくべきだと思います。
記事の全文は、北海道新聞パスポートに登録 (無料) すれば、下のサイトで全文を読みいただくことができます。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/566818
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