群馬大学社会情報学シンポジウム講演「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり」を開催します (2022年6月2日)
デジタルコンテンツ全盛の今、「読む」という行為が見直されています。本を生かした「まちづくり」が静かに広がり始めています。
群馬大学 社会情報学部では社会情報学シンポジウムの一環として、日本印刷技術協会 研究調査部長/主幹研究員の藤井健人氏をお招きして、講演会「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり ~出版による地域活性化の事例を踏まえて~」を開催ます。電子化の影響をふまえた出版産業の変化、デジタル印刷技術による出版イノベーション、新たな出版コミュニティの形成、本を生かしたまちづくりの可能性について、お話いただきます。
本講演会は、対面とオンラインの両方で開催します。群馬大学関係者外の一般の方も聴講可能です。お気軽にご参加ください。
【シンポジウム概要】
テーマ:「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり ~出版による地域活性化の事例を踏まえて~」
日時: 2022年6月2日(木) 17:50~19:20
開催場所: 群馬大学 荒牧キャンパス 8号館 113教室 (対面)、320教室 (中継)
※Zoomによるオンライン視聴も可能
講師: 藤井 健人氏 (公益社団法人 日本印刷技術協会 研究調査部長/主幹研究員)
主催: 群馬大学 情報学部
主催担当: 柴田 博仁、平田 知久
参加費: 無料
定員: 対面50名、オンライン100名 (先着)
オンライン聴講の申込: 群馬大学情報学部 平田知久までメールで連絡ください
tomohira [at] gunma-u.ac.jp ※ [at] を半角の@に変更してください
パンフレット: こちらからご覧ください
【講演概要】
まずは、出版産業の全体像とデジタル化による変容を概観する。電子出版がシェアを高め、印刷出版が伸び悩んでいる。書籍はいちおう下げ止まったが、雑誌の落ち込みが止まらない。長らく続いてきた出版構造不況によって、書店空白地帯が増えるなど生活者に実際の影響が出始めた。たとえば「静かに読書するところ」だった図書館の役割も変わりつつある。
また、独自性ある書店やブックカフェが空白地帯を埋める動きも活発化している。デジタル印刷を活用して、身近なテーマで手軽に書籍を制作販売して楽しむ人々も増えた。こうして、本のコミュニティ形成機能、認知機能、集客機能を再評価し、まちづくりに生かすムーブメントが全国に広がっている。その背景と手法について、事例を踏まえて考察する。
【講演者紹介】
藤井 健人 氏
1995年から書店・出版流通グループにて経営企画、経営陣への助言業務、経営計画策定、企業評価、M&Aに従事。2003年からJAGAT日本印刷技術協会で印刷産業の調査研究に従事。中小企業経営を中心にメディア経営から地域経営まで。中小企業診断士、法政大学中小企業研究所 大学院特任研究員。共著に『印刷産業経営動向調査』(2007~2021)、『印刷白書』(2008~2021)、『印刷会社と地域活性Vol.1・2・3』(2012・2014・2016) など。
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