最初の卒業生10名を無事に送り出しました
昨日、群馬大学の卒業式が執り行われました。
初めてのゼミ生10名を無事に送り出しました。
成績優秀の学長表彰と学部長表彰の2名が私の研究室から選出されました。
改めて実感した。
優秀な学生が私の研究室に来てくれたのだと。
熱血の私の指導についてくるのは大変だったはず。
ゼミは毎回3時間。時には4時間を超えたことも。
卒論執筆が始まってからは、全員と毎週個別に面談。
深夜に及んだこともある。
卒研とは関係のない自主活動として編集部を組織し、
学生に書籍を作らせる「書籍制作プロジェクト」を実施。
完成したときの学生の喜びようは忘れられない。
私も学生以上に喜んだ。
記者を集めてパーティも行ったし、取材にも対応してもらった。
シンポジウム開催や前橋ブックフェス、デジタル教科書の評価実験など、
私の研究活動にも積極的に協力してもらった。
しかも、嫌な顔ひとつせずに。
最初の学生を全力で指導することは、群馬に来る前から決めていた。
学生はそれに応えてくれた。
本当に学生に恵まれた。
一生心に刻まれることになる大事な卒業生です。
卒業式の後、花束と万年筆をもらった。
字が下手で漢字もろくに書けない私には、
PARKERの高級万年筆は使いこなせない。
今年は絶対にペン習字教室に通って、
万年筆の似合う大人になろうと思う。
学生全員から心あたたまる手紙ももらった。
読んでいたら熱くなった。涙が出そうなくらい。
「女性の多い研究室なので、明るい可愛い花束にしました」
とても嬉しかったのだが、もらったときは感情を抑えた。
本日、ニトリで買ってきて花瓶に花を移し替えた。
研究室が明るくなった。
花を活けながら、
学生の前で素直に喜びを表現しなかったことを悔やんだ。
ひとつ残念だったことは、大学院進学者がゼロだったこと。
それでも、礼儀正しく頑張り屋の卒業生が、
さらに成長して研究室に戻ってきれてくれることを祈っている。
2年間、学生の大きな成長を感じることができた。
教育は力を入れる価値があると改めて思った。
ゼミ活動を通して最も成長した人間を by name であげるなら、
それはきっと私だ。
楽しく、充実した2年間だった。
卒業生の皆様、おめでとうございます。
そして、大変お世話になりました。
改めて、ありがとう。
心より。
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