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2023年4月

2023年4月26日 (水)

「ジャーナリスト新聞」にインタビュー記事掲載: 「紙」新聞の可能性 柴田博仁群馬大教授に聞く

2023年4月24日付のマスメディア向け業界紙「ジャーナリスト新報」2、3面の見開き2ページにわあたって私のインタビュー記事が掲載されました。

Img_2471 全体 (クリックで拡大)

タイトルは「「紙」新聞の可能性 柴田博仁群馬大教授に聞く」。私のこれまでの研究の経緯と研究成果を概観し、新聞メディアが進むべき方向性、デジタル教科書がもたらす学習効果への懸念、デジタル化に過剰に適応することにより人間の認知機能への影響、についてのインタビュー内容をまとめています。

新聞メディアが進むべき方向性として、読者目線での新聞情報の提供方法について、私なりの提案も述べています。業界外の人間が長い歴史のある新聞業界での情報提供のあり方に意見するのはかなり気が引けるのですが、議論になることを意図して大胆な提案をしてみました。どんな反響があるのか楽しみです。

今回の記事、見開き2面を使ったロングインタビューの記事になります。私の写真が2枚掲載されています。大変に光栄なことです。記事を書いてくれた編集長の中山様、ありがとうございました。

Img_2472 2面 (クリックで拡大)

Img_2473 3面 (クリックで拡大)

2023年4月25日 (火)

業界紙「印刷新報」にインタビュー記事掲載: 「操作メディアとしての紙に存在価値」「本のまちづくりへ第一歩」

2023年4月20日付の「印刷新報」3面に、私のインタビュー記事「操作メディアとしての紙に存在価値」が掲載されました。

Img2469 (クリックで拡大)

これまでの私の研究の経緯をふまえ、紙とデジタルの比較実験の結果、印刷業界への期待、現在私が取り組んでいるデジタル教科書の評価実験が述べられています。また、学生の手による「書籍制作プロジェクト」の試み、学生が執筆した書籍『「めでたし めでたし」って言いたい!』、数年前に私が行った14ヶ月に及ぶデジタル読書実験にも言及しており、もりだくさんの内容になっています。

隣には「本のまちづくりへ第一歩」と題した地域貢献に関する記事も掲載されています。読み書きラボのこと、前橋での本のまちづくりのこと、ブックフェスでのワークショップのこと、朝日印刷工業・石川社長が開いた児童書の専門店「本の家2」の紹介がなされています。

多くの情報を盛り込んだ、読み応えのある記事になっています。前橋までやってきてインタビューしてくれた編集長の金澤様に感謝です。

ひとつ気になったのは、私の略歴で「日本の読み書き研究の第一人者」と紹介されていること。「読み書き研究の第一人者」にふさわしい研究と振る舞いをしないとね、と思いました。

2023年4月13日 (木)

研究室卒業生の書籍『「めでたし めでたし」って言いたい!』がKindleダイレクト出版から発売

 研究室の学生が作成した書籍『「めでたし めでたし」って言いたい
がKindleダイレクト出版から発売されました。
著者は、2023年3月に卒業したHCI研究室の編集部一期生の6名です。

書籍の内容は、コロナ禍での現代版昔話。桃太郎、かぐや姫、さるかに合戦など、
多くの人にとって馴染みのある11の昔話をアレンジしたものです。
「めでたし めでたし」で終える昔話。
同じように、コロナ禍もいつかは収束して欲しいという学生たちの願いが込められています。

着任早々に始めた「書籍制作プロジェクト」。
有志のメンバーを集めて、企画から執筆、挿絵の描画、編集、校正まで、
印刷・製本以外の本づくりの全工程を学生の手で本づくりさせました。
本を手にする喜びを感じてほしくて、まずは紙の本を前提として書籍を制作させたのですが、
今回、Kindleダイレクト出版から電子版をリリースしました。

プロジェクトの狙いは、教育的観点からは、
学生に本づくりや共同制作の難しさと楽しさを感じてもらうこと。
研究的観点からは、学生らしい自由な発想で、あっと驚く新感覚の本を作ってもらうこと。
あっと驚くとまではいかないが、
学生たちのやさしさや明るさが全面に出た、読み応えのある書籍になりました。

このプロジェクトは、卒研とは関係のない有志によるボランティア活動。
プロジェクトに私どこまで入り込むのか、そのさじ加減が難しかった。
学生の本だから学生がメインで活動するのは当然だが、
最初から最後まで本当に学生だけでやったら、やはりできあがるものものも学生レベル。
だからと言って私の手出しすぎると、多くの出版社が行っていることと同じになり、
それこそ新感覚の本は生まれない。
加えて、学生のやる気も損なわれることだろう。
メンバーのやる気がなくなったら、ボランティア活動はおしまいだ。

学生に楽しませるべきか、質も追及すべきか。
私がプロジェクトに口出しすることについて、学生からの抵抗もあった。
途中から、私は手を引いた。
成果の質よりも、学生の満足を優先させようと考えた。
満足のいかない書籍なら、それはそれで諦めるしかないかと。
学部生に多くを求めるのも酷だし。

でも、できあがった本に私はとても満足した。
改善しようと思ったら、いくらでもできる。
やはりそこは学生の本だ。
でも、学生のやさしさや明るさが本全体ににじみ出ている。
中途半端に私が手を入れたら、
せっかく学生たちが作り上げた世界観が壊れるのではないかとさえ思った。
読んだ私もとても満足した。
それでいいだろう。
プロジェクトは成功だったと思う。

私の初めての学生の初めてのプロジェクト。
頑張ってくれた学生に感謝している。

Kindle、タブレット、スマホなど読むことができます。
値段は990円。
Kindle Unlimitedで無料購読もできます。

コロナ禍でも前向き。
明るく、やさしい学生たちの世界観がよく表現されていると思います。
応援してやってください。

・Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C18QFD8F/
・書籍のホームページ
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/2022/

 

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