【柴田博仁メルマガ】No.8: デジタル読書体験記
[2024年4月25日 配信]
柴田博仁メルマガご登録の皆様
群馬大学情報学部の柴田です。
本日、嬉しい知らせがあります。
書籍出版の企画が通りました。
仮のタイトルは『デジタル読書体験記』
とは言っても、まだ書きあがったわけではありません。
昨年の夏休みに書いていたのですが、
10月に授業が始まって卒論指導の時期に入ってから、
執筆が途絶えていました。
これまで、92ページ52000字、およそ半分ほど書いています。
途中までの原稿を出版社に持ち込み、
企画を通していただきました。
9月までに原稿を仕上げて、2月発売を目標に
出版のラインに乗せていただきました。
そういう決断がなされたのも、
以前に『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』を出版した
産業能率大学出版部だから。
『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』は出版社の予想を裏切り、
重版を重ねています。
出版から5年たった今でも売れ続けている
ロングセラーとなっているようです。
編集者からは
「読者に長く愛される書籍」
という言葉をいただきました。
前作の『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』を愛していただいた
読者の方には、本当に感謝でしかなく、
お礼の言葉をうまく探せないほどです。
この本を通じて得た出会いは数限りなく、…。
などと話し始めると長くなるので、話を元に戻しましょう。
新たな書籍『デジタル読書体験記』(仮題)
は30か月にわたる私の読書記録をもとに書いた本です。
その内訳はこんな具合です。
2019年に、私は自分が所有していた本を全て裁断して、デジタル化しました。
そして、14か月にわたって紙の本は一切読まない「デジタル読書」の実験を行いました。
次に、今度は紙の本での読書も可能にする「紙あり読書」を16か月にわたって実施しました。
その間、読書で感じたメディアの具都合や利便性を日誌に書き留めました。
本実験は、いわゆる実験室で行う制御実験ではないので、
統計的には意味を持たないし、科学的な説得性も高いとは言えません。
それでも、自分を被験者とする30か月にわたる読書実験は、
私にすばらしい知見と経験をもたらしてくれました。
そのことを、実体験と実例をもとに、
デジタル機器での読書の利点と問題点を切実なものとして語りたいと思うのです。
この経験をとおして、私は「読書は身体行為」なのだと強く思いました。
そして「書籍は知識体系」だということも。
書籍ごとに体系が異なるのだから、
書籍のかたまりを意識して書籍を読み進めることが大事です。
そして、紙の本を手にすることは、
書籍のかたまりを意識させる役目を果たしているのだと実感しました。
書きかけの書籍の「第1章」までをPDF化したものを添付しました。
デジタル読書体験からわかったことについては、
もう少し納得いく文章が書けてから、
再び展開させていただきます (たぶん、夏休み)。
書きかけの書籍を
もし読まれましたら、
感想をいただけると嬉しいです。
これまでは、出版されるかどうかもわからずに、
膨大な時間を分析と執筆に捧げていました。
出版の出口が見えたことで、今年の夏は筆がはかどることでしょう。
新緑の季節がやってきました。
お元気で。
« 【柴田博仁メルマガ】No.3: 「糸都」の特集「今こそ本を読もう!」 | トップページ | 【柴田博仁メルマガ】No.12: 書籍『群馬にめぶく物語』 »
「メルマガ」カテゴリの記事
- 【柴田博仁メルマガ】No.23: 待望の書籍が発売されました(2026.05.26)
- 【柴田博仁メルマガ】No.22: 書籍の新刊がもうすぐ発売されます(2026.04.28)
- 【柴田博仁メルマガ】No.21: 山城へ行ってきました(2026.04.16)
- 【柴田博仁メルマガ】No.20: 卒業生の報告(2026.03.26)
- 【柴田博仁メルマガ】No.19: [速報] 群馬TV「ビジネスジャーナル」出演(2026.03.03)
« 【柴田博仁メルマガ】No.3: 「糸都」の特集「今こそ本を読もう!」 | トップページ | 【柴田博仁メルマガ】No.12: 書籍『群馬にめぶく物語』 »


コメント