講演

2023年8月13日 (日)

「糸都」の特集「今こそ本を読もう!」

前橋商工会議所が発行する会報「糸都」(2023年8月、No.624) に特集「今こそ本を読もう! 本で広がる! 人と賑わいの輪」が掲載されました。私も制作に協力し、私が提唱する「読書2.0」のコンセプトも紹介してくれています。私もコラム「本は手で読むもの」を寄稿しました。

左から、「糸都の表紙」「特集の表紙」「私のコラム」(いずれも、クリックで拡大)

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8月に入って、立て続けに3つ講演をしました。

生駒市 (奈良県) では、子どもの読書を推進する「トライ! 生駒子ども読書会議」に100名以上の市民が参加して、私の話を熱心に聴いてくれました。図書館も充実していて、図書館職員の方々の意識も高く、読書好きの人が多いまちなのだと実感しました。

東京葛飾区の小学校で、朝の読書を推進する先生方と交流してきました。一般参加も可能だったようで、ハリーポッターが好きだという中学1年生の男の子も私の講演を聴講し、質問もしてくれました。

「本のまち」の先進都市・八戸 (青森県) では、幼稚園の職員の方々に「紙とデジタルの使い分け」の講演をしました。人生で初めて、退席時にスタンディングオベーションを受けて、感激しました。運営スタッフのはからいで、八戸で本のまちづくりを進めた前八戸市長の小林氏との交流の場を設定してくれました。

本好きの人にたくさん会ってきました。前橋での本のまちづくりも「ちゃんと声を上げ続ければ実現できるはず」と思えた夏休みでした。

2022年10月21日 (金)

ワークショップ「本のまちづくり@前橋」の案内

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前橋ブックフェス2022」にて、群馬大学 社会情報学部 平田知久准教授とともにワークショップ「本のまちづくり@前橋」(10月29日(土) 14:30~16:35、煥乎堂5Fホール) を開催します。

日本印刷技術協会・藤井建人氏による講演「本のまちづくりの理論と事例」、私の講演「前橋での本のまちづくりのビジョン」に加え、「本×前橋への期待」というタイトルで聴講者参加型のパネル討論を行います。

オンラインでの聴講も可能です。事前登録はワークショップ開催案内のホームページからのお願いします。

2022年5月23日 (月)

群馬大学社会情報学シンポジウム講演「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり」を開催します (2022年6月2日)

デジタルコンテンツ全盛の今、「読む」という行為が見直されています。本を生かした「まちづくり」が静かに広がり始めています。

群馬大学 社会情報学部では社会情報学シンポジウムの一環として、日本印刷技術協会 研究調査部長/主幹研究員の藤井健人氏をお招きして、講演会「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり ~出版による地域活性化の事例を踏まえて~」を開催ます。電子化の影響をふまえた出版産業の変化、デジタル印刷技術による出版イノベーション、新たな出版コミュニティの形成、本を生かしたまちづくりの可能性について、お話いただきます。

本講演会は、対面とオンラインの両方で開催します。群馬大学関係者外の一般の方も聴講可能です。お気軽にご参加ください。

【シンポジウム概要】
テーマ:「本のまちづくり、その背景と全国的な広がり ~出版による地域活性化の事例を踏まえて~」
日時: 2022年6月2日(木) 17:50~19:20
開催場所: 群馬大学 荒牧キャンパス 8号館 113教室 (対面)、320教室 (中継)
  ※Zoomによるオンライン視聴も可能
講師: 藤井 健人氏 (公益社団法人 日本印刷技術協会 研究調査部長/主幹研究員)              
主催: 群馬大学 情報学部
主催担当: 柴田 博仁、平田 知久
参加費: 無料
定員: 対面50名、オンライン100名 (先着)
オンライン聴講の申込: 群馬大学情報学部 平田知久までメールで連絡ください
  tomohira [at] gunma-u.ac.jp ※ [at] を半角の@に変更してください
パンフレット: こちらからご覧ください

【講演概要】
まずは、出版産業の全体像とデジタル化による変容を概観する。電子出版がシェアを高め、印刷出版が伸び悩んでいる。書籍はいちおう下げ止まったが、雑誌の落ち込みが止まらない。長らく続いてきた出版構造不況によって、書店空白地帯が増えるなど生活者に実際の影響が出始めた。たとえば「静かに読書するところ」だった図書館の役割も変わりつつある。
また、独自性ある書店やブックカフェが空白地帯を埋める動きも活発化している。デジタル印刷を活用して、身近なテーマで手軽に書籍を制作販売して楽しむ人々も増えた。こうして、本のコミュニティ形成機能、認知機能、集客機能を再評価し、まちづくりに生かすムーブメントが全国に広がっている。その背景と手法について、事例を踏まえて考察する。

【講演者紹介】
藤井 健人
1995年から書店・出版流通グループにて経営企画、経営陣への助言業務、経営計画策定、企業評価、M&Aに従事。2003年からJAGAT日本印刷技術協会で印刷産業の調査研究に従事。中小企業経営を中心にメディア経営から地域経営まで。中小企業診断士、法政大学中小企業研究所 大学院特任研究員。共著に『印刷産業経営動向調査』(2007~2021)、『印刷白書』(2008~2021)、『印刷会社と地域活性Vol.1・2・3』(2012・2014・2016) など。

2022年4月15日 (金)

「朝日ぐんま」に講演の報告記事

3月14日に前橋商工会議所で「情報メディアの未来を考える」と題した講演を行いました。その報告記事が4月8日の「朝日ぐんま」2面に掲載されました。
紙とデジタルの使い分けを論じた講演の概要が写真入りで報告されています。

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2022年3月25日 (金)

講演ビデオ2編が公開されました

群馬大学公式チャンネルで、私の講演ビデオが2編、公開されました。


  1. 学校法人山崎学園 富士見中学校 (2022年2月24日)
    『紙の魅力を科学する: 読み書きは紙ですべきか、デジタルですべきか?』
    YouTubeの公開ビデオ

  2. 群馬大学社会情報学部 大学院説明会プチセミナー (2021年11月26日)
    『読み書きメディアの認知科学: 紙とデジタルの適切な使い分けを目指して』
    YouTubeの公開ビデオ


2022年3月 2日 (水)

富士見中学校にて講演しました

先日 (2022年2月25日)、学校法人山崎学園 富士見中学校 (東京) にてオンライン講演を行いました。
https://www.fujimi.ac.jp/public/fujimiru/41983

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講演のタイトルは『紙の魅力を科学する』。中学校の取り組みとして、「モノ探究~紙の価値とは何か」という探究プログラムで、紙で工作したり、電子書籍を書いたり、和紙職人に講演してもらったりという活動を1年間してきたようです。その締めくくりとして、「紙の価値を科学的に説明してくれ」というのが私に与えられたお題でした。

中学1年生に研究の話をするのは初めてのことで、きちんとわかってもらえるか心配でした。本日、生徒からの感想をもらいました。文面を読む限り、ちゃんとわかってもらえたようです。

嬉しかったコメントは「群馬大学に行って先生の話をもっと聞きたい」「心理学を学びたいって思いました」など。「研究がんばってください」「人を賢くする道具、作ってください」という応援メッセージもいただきました。

「素敵な講演会でした」「素敵な時間をありがとう」という表現もいくつかありました。最近の中学生は「素敵」という言葉をよく使うのですね。それこそ、まさに、心地よい、素敵な言葉です。

空気を読む大人なら、講演者には感謝とお褒めの言葉を出すもの。でも、相手が中学生なら「半分くらいは本音かも」と思えて嬉しかった。素敵な体験を与えてくれた、富士見中学校の関係者の皆様に感謝です。

2022年2月 8日 (火)

講演案内: 3月3日「読み書きメディアの認知科学 ~未来の読書と図書館を考える~」

3月3日に群馬県大学図書館協議会・群馬県図書館協会が主催するセミナーにて講演します。
未来の読書と図書館について意見しようと思います。

この講演会は,令和3年度群馬県大学図書館協議会第2回大学図書館研究会・群馬県図書館協会専門研修として開催されますが、一般の方の参加も可能です。
開催はオンラインです。
下のサイトをたどって、事前登録してください。
群馬大学情報メディアセンターの案内

【主催】群馬県大学図書館協議会・群馬県図書館協会
【日時】2022年3月3日(木)14:00~15:50
【講師】柴田 博仁 (群馬大学 情報学部 教授)
【タイトル】「読み書きメディアの認知科学~未来の読書と図書館を考える~」
【講演概要】近年,読み書きのためのメディアの主役が,紙からデジタルにシフトしています。紙はデジタルで置き換えられるのでしょうか。デジタルメディアと比較した場合の紙の本質的な価値とは何なのでしょうか。本講演では,認知科学の観点から解明を試みます。そして,未来の読書と図書館のあるべき姿を考えてみたいと思います。
【お問合せ】
群馬大学総合情報メディアセンター中央図書館
(群馬県大学図書館協議会事務局担当)
TEL: 027-220-7180
E-mail: clibis@jimu.gunma-u.ac.jp ("@"を半角に変えてください。)

2022年1月20日 (木)

講演案内:3月14日「情報メディアの未来を考える」

3月14日に前橋商工会議所が主催するセミナーにて講演を行います。
紙とデジタルの特性比較の話に続き、最後には私の夢を語ろうと思います。

参加無料ですが、事前登録が必要です。
パンフレットを参照してください。

【セミナー】前橋商工会議所 情報メディア部会・サービス部会主催セミナー
【日時】2022年3月14日(月) 14:30~16:00
【講師】柴田 博仁 (群馬大学 情報学部 教授)
【タイトル】情報メディアの未来を考える ~情報を受け取るデジタル、知識を掴み取る紙~
【講演概要】近年、紙の需要が減少しています。教科書は紙からデジタルに置き換わろうとしています。紙の価値がデジタルで代替されているのでしょうか。答えはYesでもあるのですが、Noと答えるべき場面もたくさんあります。
今こそ、紙とデジタルの本質的価値を見つめ直す必要があります。その方法論を認知科学に求めました。情報メディアとしての紙とデジタルの特性を科学的に解明します。そして、両者の利点を生かした、紙とデジタルの使い分けの未来を考えてみたいと思います。
【会場】前橋商工会議所3階 リリイ (前橋市日吉町1-8-1)
【開催形式】対面 + オンライン
【定員】会場参加 60名、オンライン参加 100名
【参加費】無料
【事前登録】パンフレット参照

パンフレットPDF

 

2021年9月 9日 (木)

再び、講演と日本酒

先日、新潟県下越地区の教職員の研修の場でオンライン講演をしましたことを連絡しました。
今代司酒造の「錦鯉」をいただいた、というありがたい報告をさせていただきました。
今度は、また別の聴講者から麒麟山酒造の「麒麟山」をいただきました。
本当にありがたい。

お酒を送ってくれたのは、講演の自己紹介で「お酒が好き」と書いたことも理由としてあるでしょうが、多分に新潟の人の地酒に対する誇りもあると思います。
存在感のある酒瓶なので、まずは研究室に飾っておきます。
いずれ、新潟に思いをはせながら飲みます。

ネットで調べたら「麒麟山」という山があるのですね。
阿賀野川沿いの風光明媚な山で、近くには麒麟山温泉という温泉もあるそうです。
新潟は広いので、隣の県とは言っても、前橋からは随分遠い。
でも、いずれ行ってみたい。

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2021年8月30日 (月)

講演と日本酒

昨日、新潟県下越地区の教職員の研修の場でオンライン講演をしました。
今後の研究の励みになる、ありがたい言葉をたくさんいただきました。

そして、本日、研究室にお礼のお酒が届けられました。
開けてびっくり。
今代司酒造の「錦鯉」です。
製造法もランクも一切明かされていない中身で勝負の酒です。
外側も立派で、デザイナの小玉文さんのデザインです。

この酒は簡単に飲んではいけない気がする。
「じゃあ、一体いつ飲めるんだ」という気もしてくる。
とりあえず、空調の行き届いた研究室に飾っておくことにします。
しばらくは、酒瓶を見て、昨日の講演を思い出して、幸福感に浸ります。

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