研究室

2023年12月 1日 (金)

本づくりプロジェクトの絵本『つむぐ』が完成しました

学生による本づくりプロジェクト2期生の絵本『つむぐ』が完成しました。
11月30日(木)、新聞やテレビ局の記者の方々を招いて、書籍の完成パーティを開きました。

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パーティでは、本づくりの経緯を説明して、納品した本を手に写真撮影し、記者の方々から学生にインタビューが行われました。
私から学生たちにケーキをプレゼントし、記者の方々も含めて全員でケーキを食べました。

書籍は3つの物語からなる絵本です。
学生たちの経験をもとに、「依存」「寄り添い」「告白」の3つの形の幸せが描かれています。

書籍の完成パーティの模様は、当日の群馬テレビのニュースで放送されました。
2分弱のニュースがYouTubeでも閲覧可能です。
TouTubeのニュース

【本づくりプロジェクトとは】

企画から執筆、編集、制作まで、本づくりの全工程を学生の手で行って、卒業までに書籍を完成させるプロジェクトです。

1期生はHCIラボで行い、2022年11月に、書籍『「めでたし めでたし」って言いたい!』完成させました。
現在、Kindle書籍として販売しています。

今回、書籍を完成させたのは2期生。
読み書きラボ (群馬大学 情報学部の柴田研究室、平田研究室) 編集部14名にて作成しました。

3期生5名は、現在『群馬7不思議』(仮題) の制作に取り組んでいます。

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【読み書きラボとは】

群馬大学 情報学部 柴田研究室、平田研究室の総称
https://yomikaki.inf.gunma-u.ac.jp/

狙いは「読み書きをとおして人と街を豊かにすること」。
シンポジウムやワークショップを開催して、前橋での「本のまちづくり」を盛り上げようとしています。

2023年4月13日 (木)

研究室卒業生の書籍『「めでたし めでたし」って言いたい!』がKindleダイレクト出版から発売

 研究室の学生が作成した書籍『「めでたし めでたし」って言いたい
がKindleダイレクト出版から発売されました。
著者は、2023年3月に卒業したHCI研究室の編集部一期生の6名です。

書籍の内容は、コロナ禍での現代版昔話。桃太郎、かぐや姫、さるかに合戦など、
多くの人にとって馴染みのある11の昔話をアレンジしたものです。
「めでたし めでたし」で終える昔話。
同じように、コロナ禍もいつかは収束して欲しいという学生たちの願いが込められています。

着任早々に始めた「書籍制作プロジェクト」。
有志のメンバーを集めて、企画から執筆、挿絵の描画、編集、校正まで、
印刷・製本以外の本づくりの全工程を学生の手で本づくりさせました。
本を手にする喜びを感じてほしくて、まずは紙の本を前提として書籍を制作させたのですが、
今回、Kindleダイレクト出版から電子版をリリースしました。

プロジェクトの狙いは、教育的観点からは、
学生に本づくりや共同制作の難しさと楽しさを感じてもらうこと。
研究的観点からは、学生らしい自由な発想で、あっと驚く新感覚の本を作ってもらうこと。
あっと驚くとまではいかないが、
学生たちのやさしさや明るさが全面に出た、読み応えのある書籍になりました。

このプロジェクトは、卒研とは関係のない有志によるボランティア活動。
プロジェクトに私どこまで入り込むのか、そのさじ加減が難しかった。
学生の本だから学生がメインで活動するのは当然だが、
最初から最後まで本当に学生だけでやったら、やはりできあがるものものも学生レベル。
だからと言って私の手出しすぎると、多くの出版社が行っていることと同じになり、
それこそ新感覚の本は生まれない。
加えて、学生のやる気も損なわれることだろう。
メンバーのやる気がなくなったら、ボランティア活動はおしまいだ。

学生に楽しませるべきか、質も追及すべきか。
私がプロジェクトに口出しすることについて、学生からの抵抗もあった。
途中から、私は手を引いた。
成果の質よりも、学生の満足を優先させようと考えた。
満足のいかない書籍なら、それはそれで諦めるしかないかと。
学部生に多くを求めるのも酷だし。

でも、できあがった本に私はとても満足した。
改善しようと思ったら、いくらでもできる。
やはりそこは学生の本だ。
でも、学生のやさしさや明るさが本全体ににじみ出ている。
中途半端に私が手を入れたら、
せっかく学生たちが作り上げた世界観が壊れるのではないかとさえ思った。
読んだ私もとても満足した。
それでいいだろう。
プロジェクトは成功だったと思う。

私の初めての学生の初めてのプロジェクト。
頑張ってくれた学生に感謝している。

Kindle、タブレット、スマホなど読むことができます。
値段は990円。
Kindle Unlimitedで無料購読もできます。

コロナ禍でも前向き。
明るく、やさしい学生たちの世界観がよく表現されていると思います。
応援してやってください。

・Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C18QFD8F/
・書籍のホームページ
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/2022/

 

2023年3月24日 (金)

最初の卒業生10名を無事に送り出しました

昨日、群馬大学の卒業式が執り行われました。
初めてのゼミ生10名を無事に送り出しました。

成績優秀の学長表彰と学部長表彰の2名が私の研究室から選出されました。
改めて実感した。
優秀な学生が私の研究室に来てくれたのだと。

熱血の私の指導についてくるのは大変だったはず。
ゼミは毎回3時間。時には4時間を超えたことも。
卒論執筆が始まってからは、全員と毎週個別に面談。
深夜に及んだこともある。
卒研とは関係のない自主活動として編集部を組織し、
学生に書籍を作らせる「書籍制作プロジェクト」を実施。
完成したときの学生の喜びようは忘れられない。
私も学生以上に喜んだ。
記者を集めてパーティも行ったし、取材にも対応してもらった。
シンポジウム開催や前橋ブックフェス、デジタル教科書の評価実験など、
私の研究活動にも積極的に協力してもらった。
しかも、嫌な顔ひとつせずに。

最初の学生を全力で指導することは、群馬に来る前から決めていた。
学生はそれに応えてくれた。
本当に学生に恵まれた。
一生心に刻まれることになる大事な卒業生です。

卒業式の後、花束と万年筆をもらった。
字が下手で漢字もろくに書けない私には、
PARKERの高級万年筆は使いこなせない。
今年は絶対にペン習字教室に通って、
万年筆の似合う大人になろうと思う。
学生全員から心あたたまる手紙ももらった。
読んでいたら熱くなった。涙が出そうなくらい。

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「女性の多い研究室なので、明るい可愛い花束にしました」
とても嬉しかったのだが、もらったときは感情を抑えた。
本日、ニトリで買ってきて花瓶に花を移し替えた。
研究室が明るくなった。
花を活けながら、
学生の前で素直に喜びを表現しなかったことを悔やんだ。

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ひとつ残念だったことは、大学院進学者がゼロだったこと。
それでも、礼儀正しく頑張り屋の卒業生が、
さらに成長して研究室に戻ってきれてくれることを祈っている。

2年間、学生の大きな成長を感じることができた。
教育は力を入れる価値があると改めて思った。

ゼミ活動を通して最も成長した人間を by name であげるなら、
それはきっと私だ。
楽しく、充実した2年間だった。

卒業生の皆様、おめでとうございます。
そして、大変お世話になりました。
改めて、ありがとう。
心より。

2022年12月 7日 (水)

学生の本づくりが毎日新聞朝刊で紹介されました

編集部4年生の本づくりの活動が12月6日付の毎日新聞朝刊 (群馬版) で紹介されました。
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2022年8月 1日 (月)

ゼミの紹介ページ

私のゼミ生がゼミの紹介ページを作成してくれました。
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/joinus.html

楽しくがんばっている雰囲気が感じられて、じーんときました。
期待を裏切らないように、私もがんばらないとね。

2022年5月11日 (水)

研究室のホームページをオープンしました

群馬大学に着任してから1年半が経ちました。随分と遅い対応になりますが、研究室のホームページ「群馬大学柴田研究室 (HCI Lab)」を立ち上げました。まだまだ内容は薄いのですが、これから少しずつ充実させていきます。

ゼミは4年生が12名、3年生が8名。総勢20名とこちらは充実。学生は皆、元気で、礼儀正しく、私も楽しく過ごしています。

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