【柴田博仁メルマガ】No.24: バリスタ
[2026年5月25日 配信]
柴田博仁メルマガご登録の皆様
ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。
今日のテーマは、
先日、娘と行ってきたTWICEのコンサートのこと。
ですが、その前に皆様へのお願いを入れました。
是非、ご協力ください。
【研究室のトピック】
・先月4/21、私の書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』が発売になりました。
・GW明け、新人歓迎会を行いました。4月から3年生7名、研究生2名が加わりました。
【お願い】
書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』を
多くの人に読んでいただきたい。
紙の本の価値、読書の意義、デジタル教科書への懸念
などのメッセージを1人でも多くの方に届けたい。
書籍のプロモーションをかけたいと思います。
皆様にお願いです。
私の考えに共感いただける方は、Amazon、楽天ブックス等に
レビューを書いていただけると嬉しいです。
読書メーター、ブクログなどのレビューも歓迎です。
なお、しばらくほったらかしにしていた、
私のXアカウントをリニューアルする予定です。
準備が整ったら案内しますので、
フォローしていただけると嬉しいです。
【TWICEのコンサート】
昨年、長女と一緒にTWICEのコンサートに行ってきた
ことを報告しました (2025年9月18日配信のNo.15)。
あのころは、TWICEの名前くらいしか知らなかった。
あれから、YouTube MusicでTWICEを聴くようになり、
曲も少しわかるようになって、
だいぶファンらしくなりました。
通勤や散歩では、歩きながらTWICEを聴きました。
でも、歩きながらなので、映像を見ることがない。
9人の顔の区別も、まだ怪しい。
そして、曲のタイトルも数曲しかわかっていない。
ただ、ひたすら聴くだけ。
雰囲気を楽しんで、
「元気の出る曲だなあ」などと思ったりしていました。
そうやって聴いていた曲の中に、
曲の頭とサビで「バリスタ」と掛け声がかかる
ポップな曲がありました。
「なんでバリスタなんだろう」とも思いながら、
「韓国語なのだろう」と気に留めていませんでした。
4月26日、屋外の国立競技場。
日が落ちて少し暗くなりかけた、コンサートの後半。
「バリスタ」の曲が流れました。
観客が一段とヒートアップ。
「皆、バリスタが好きなんだなあ」と思い、
私も一生懸命「バリスタ」の掛け声を入れました。
「バリスタ」の掛け声の際、
8万人の観客がペンライトを一斉に前に突き出すので、
会場が揺れるように見えます。
とても印象的でした。
これまで特に気に留めていなかった「バリスタ」の曲が、
この体験をもとに一気に好きになりました。
コンサートが終わってから、隣の長女に質問しました。
「ところで、バリスタって何?」
「何それ?」
「Fancyの次の曲、盛り上がってたじゃん。
皆、バリスタって掛け声入れてたじゃん」
娘がきょとんとしている。
そして、娘の顔に同情の影が見えた。
「マジかよ。What is love? だよ」
「えっ」
驚いた。
俺って、もしかして、すげーダサいこと言っちゃった?
たぶん、そうなんだよね。
娘の顔を見たら、確信せざるを得ない。
「What is love?」と「バリスタ」、全く発音が似ていない。
何をどう間違えたら「What is love?」が
「バリスタ」に聞こえるのか。
でも、「バリスタ」という掛け声に私は疑いをもたなかった。
事実、「バリスタ」と叫んで、
娘も含めて周囲が私を白い目で見ることもなかったし。
帰りの電車で「What is love?」を聴いてみた。
掛け声が「What is love?」だと知ってから、
もはや「What is love?」としか聞えなくなった。
何で今まで「バリスタ」と聞いていたのが、
自分でも不思議に思える。
ただ、以前のように「バリスタ」だと思ってしまえば、
これまた「バリスタ」に聞こえてくる。
「人間の耳などそんなものだろう」
と言うと、再び娘の同情の目が。
「それは父だけ」
でも、私は信じていない。
曲に合わせて、私は「バリスタ」と叫んだ。
隣の人は「What is love?」と叫ぶものだと信じ込んでいる。
だから、隣の人には「What is love?」と聞こえる。
私は、隣の人が「バリスタ」と叫んでいるものと信じている。
だから、隣の人の掛け声が「バリスタ」と聞こえる。
人は見たいように世界を見ている。
聴きたいように聴いている。
先入観が世界の感じ方を決める。
いつも私がゼミで話していることだ。
それを実感した1日でした。
今後、歳を取ってセンサー機能が低下していくと、
聞えないものを私は聞くようになるのでしょうか。
溶け込んでいる、受け入れられていると思いながら、
実はういちゃってしまうでしょうか。
お願いです。
そんな私を温かく受け入れてください。
気温の変化が激しいこのごろ、
どうぞご自愛ください。
【関連サイト】
・過去のメルマガ
https://october7.cocolog-nifty.com/blog/mailmagazines.html
・研究室HP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/
・個人ブログ
https://october7.cocolog-nifty.com/blog/
・書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』HP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/


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