メルマガ

2026年7月 2日 (木)

【柴田博仁メルマガ】No.24: バリスタ

[2026年5月25日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。

今日のテーマは、
先日、娘と行ってきたTWICEのコンサートのこと。
ですが、その前に皆様へのお願いを入れました。
是非、ご協力ください。

【研究室のトピック】
・先月4/21、私の書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』が発売になりました。
・GW明け、新人歓迎会を行いました。4月から3年生7名、研究生2名が加わりました。

【お願い】
書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』を
多くの人に読んでいただきたい。
紙の本の価値、読書の意義、デジタル教科書への懸念
などのメッセージを1人でも多くの方に届けたい。
書籍のプロモーションをかけたいと思います。
皆様にお願いです。
私の考えに共感いただける方は、Amazon、楽天ブックス等に
レビューを書いていただけると嬉しいです。
読書メーター、ブクログなどのレビューも歓迎です。

なお、しばらくほったらかしにしていた、
私のXアカウントをリニューアルする予定です。
準備が整ったら案内しますので、
フォローしていただけると嬉しいです。

【TWICEのコンサート】
昨年、長女と一緒にTWICEのコンサートに行ってきた
ことを報告しました (2025年9月18日配信のNo.15)。
あのころは、TWICEの名前くらいしか知らなかった。
あれから、YouTube MusicでTWICEを聴くようになり、
曲も少しわかるようになって、
だいぶファンらしくなりました。
通勤や散歩では、歩きながらTWICEを聴きました。
でも、歩きながらなので、映像を見ることがない。
9人の顔の区別も、まだ怪しい。
そして、曲のタイトルも数曲しかわかっていない。
ただ、ひたすら聴くだけ。
雰囲気を楽しんで、
「元気の出る曲だなあ」などと思ったりしていました。
そうやって聴いていた曲の中に、
曲の頭とサビで「バリスタ」と掛け声がかかる
ポップな曲がありました。
「なんでバリスタなんだろう」とも思いながら、
「韓国語なのだろう」と気に留めていませんでした。

4月26日、屋外の国立競技場。
日が落ちて少し暗くなりかけた、コンサートの後半。
「バリスタ」の曲が流れました。
観客が一段とヒートアップ。
「皆、バリスタが好きなんだなあ」と思い、
私も一生懸命「バリスタ」の掛け声を入れました。
「バリスタ」の掛け声の際、
8万人の観客がペンライトを一斉に前に突き出すので、
会場が揺れるように見えます。
とても印象的でした。
これまで特に気に留めていなかった「バリスタ」の曲が、
この体験をもとに一気に好きになりました。

コンサートが終わってから、隣の長女に質問しました。
「ところで、バリスタって何?」
「何それ?」
「Fancyの次の曲、盛り上がってたじゃん。
皆、バリスタって掛け声入れてたじゃん」
娘がきょとんとしている。
そして、娘の顔に同情の影が見えた。
「マジかよ。What is love? だよ」
「えっ」
驚いた。
俺って、もしかして、すげーダサいこと言っちゃった?
たぶん、そうなんだよね。
娘の顔を見たら、確信せざるを得ない。
「What is love?」と「バリスタ」、全く発音が似ていない。
何をどう間違えたら「What is love?」が
「バリスタ」に聞こえるのか。
でも、「バリスタ」という掛け声に私は疑いをもたなかった。
事実、「バリスタ」と叫んで、
娘も含めて周囲が私を白い目で見ることもなかったし。

帰りの電車で「What is love?」を聴いてみた。
掛け声が「What is love?」だと知ってから、
もはや「What is love?」としか聞えなくなった。
何で今まで「バリスタ」と聞いていたのが、
自分でも不思議に思える。
ただ、以前のように「バリスタ」だと思ってしまえば、
これまた「バリスタ」に聞こえてくる。
「人間の耳などそんなものだろう」
と言うと、再び娘の同情の目が。
「それは父だけ」

でも、私は信じていない。
曲に合わせて、私は「バリスタ」と叫んだ。
隣の人は「What is love?」と叫ぶものだと信じ込んでいる。
だから、隣の人には「What is love?」と聞こえる。
私は、隣の人が「バリスタ」と叫んでいるものと信じている。
だから、隣の人の掛け声が「バリスタ」と聞こえる。

人は見たいように世界を見ている。
聴きたいように聴いている。
先入観が世界の感じ方を決める。
いつも私がゼミで話していることだ。
それを実感した1日でした。

今後、歳を取ってセンサー機能が低下していくと、
聞えないものを私は聞くようになるのでしょうか。
溶け込んでいる、受け入れられていると思いながら、
実はういちゃってしまうでしょうか。
お願いです。
そんな私を温かく受け入れてください。

気温の変化が激しいこのごろ、
どうぞご自愛ください。

【関連サイト】
・過去のメルマガ
https://october7.cocolog-nifty.com/blog/mailmagazines.html
・研究室HP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/
・個人ブログ
https://october7.cocolog-nifty.com/blog/
・書籍『電子書籍時代の紙の本の価値』HP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/

2026年5月26日 (火)

【柴田博仁メルマガ】No.23: 待望の書籍が発売されました

[2026年4月24日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。

今日のテーマは書籍の新刊発売。
ついに発売です。
ご案内させてください。

【研究室のトピック】
・文部科学省の「デジタルな形態を含む教科書の発行・採択等の指針に関する検討会議」のメンバーになりました。その第1回目の会議が4月11日に開催され、翌日、読売新聞1面に記事が掲載されました。私の写真も掲載されています。
  https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20260410-GYT1T00299/
・4月から所属が「群馬大学大学院 情報学研究科」になりました。

【書籍の出版】
4月21日、私の書籍の新刊
『電子書籍時代の紙の本の価値――30か月間の読書の実体験からわかったこと』
が産業能率大学出版部から発売されました。
研究室で書籍を並べて撮影会をしました。
昨夜は、馴染みの中華屋で学生が出版のお祝いしてくれました。

本書で紹介するデジタル読書の実験に際して、
当時、私が所有していた紙の本を裁断してデジタル化しました。
以降、新たに購入した書籍もその場で裁断してデジタル化。
人からもらった紙文書もスキャンして、デジタル機器で読んだ。
本も論文も紙では読まない。
プリンタは使わない。
ノートも使わずに、デジタル機器でメモを取る。
そうしたルールを自分に課し、
紙を徹底的に排除したワークスタイルを1年以上継続しました。
そして、その体験を日誌に記録しました。

利用する道具が変わったことで、仕事がはかどらなくなりました。
研究の進捗も滞りました。
風変りな試みをしている私を周囲は冷ややかな目で見ていたかもしれません。

それでも、実験から知り得たことは大きかった。
実験室での制御実験から知るということと、
現場から体験を通して知るということには、大きな違いがある。
デジタル機器での読書に大きな利点と可能性を感じましたが、
これまで当たり前に思っていて、
利点だとも思っていなかった紙の本での読書に
大きな意義を感じたのも事実です。
そうした決して科学的ではない私一個人の体験に
科学的考察を加えて、本書を上げました。

途中、うまく書けずに、執筆を断念しかけたこともあります。
私の個人的な体験を伝えることに意味があるのだろうかと。
中途半端に科学的な本に人は納得するのだろうかと。
「学びを得たんだから、本など書かなくてもいいや」
と自分をなだめていた時期もありました。

それでも、完成した書籍を見て、
やはり書籍を出版できてよかったと思っています。
物理的な本の存在感は確かなものです。
手にした瞬間、こみ上げてくるものがありました。

今年、もう一冊、本を書く予定です。
3月までに初稿を約束していたけど、まだ書き始めていない。
論文も通っていない。
がんばろっと。

これまでの私のメルマガ、下のサイトで一覧できます。
https://october7.cocolog-nifty.com/blog/mailmagazines.html

【関連サイト】
・書籍のHP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/
・書籍のちらし
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/book4_brochure1.pdf
・Amazon販売サイト
https://amzn.asia/d/04htox84

2026年4月28日 (火)

【柴田博仁メルマガ】No.22: 書籍の新刊がもうすぐ発売されます

[2026年4月14日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。

最近のトピック
・4年生5名が卒業
・修士課程1名が修了
・情報処理学会主催 インタラクション2026でM2 王さん (発表当時はM1) がポスター発表
  王 蕊, 小林 絵莉, 武川 昂暉, 矢野 浩二郎, 柴田 博仁 (2026). 紙の本のような触覚インタラクションを提供するVR読書環境の構築. 情報処理学会 インタラクション2026予稿集.

【書籍の発売】
私の書籍の新刊
『電子書籍時代の紙の本の価値 ~30か月間の読書の実体験からわかったこと~』が、
4月21日に産業能率大学出版部から出版されます。

前回の書籍『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』から8年。
待望の新刊です。
今回は発売が待たれる新刊の制作秘話を話したいと思います。

【制作秘話】
群馬大学に移る前の富士ゼロックス株式会社に在籍していたころ、
私は意を決して、所有していた本を裁断、スキャンしました。
自分の仕事を徹底してデジタル化しようと考えたのです。
以来、購入した書籍もその場で裁断、スキャンして、デジタルで読みました。
そして、そこで感じたデジタル読書の利便性と問題点を日誌に書き留めました。
自分自身を被験者とするデジタル読書の実験です。

開始から1年ほどでコロナ禍が発生し、在宅勤務が求められたことから
実験の継続が難しくなりました。
今度は紙の読書に切り替えました。
デジタル読書と紙の本での読書の30か月分の日誌を分析したものが、
本書の内容になります。

その間、コロナになったり、会社を辞めて大学に移ったり、英語の書籍を執筆したり。
いろいろな出来事があり、とても実験として統制されたものにはなっていません。
(もともと被験者1人だし、統制しようなんて考えてみいないのですが)
ですが、その分、日常生活に根差した体験を本書には盛り込みました。

実験の終了から書籍の完成まで4年半。
何でそんなに時間がかかったのか。

大学での新しい環境の適応に時間がかかりました。
大学で学生の本づくりプロジェクトを開始し、その支援に体力を注ぎました。
また、自らもエッセイを執筆しました。
提出した原稿について、出版社から大幅な書き直しを命じられました。
体験談が中心の書籍だし、最初は一般の人向けの読み物として書いたのです。
ですが、出版社からは学術書にしてくれと言われました。
前回の私の書籍『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』は、そこそこ売れたらしい。
だから、その第2弾に位置づけられるものとして、
新刊を学術書のカラーにしてほしいのだと言われました。
出版社の産業能率大学出版部は学術書の販売が得意なのです。

そこで、執筆の分量を増やしました。
他の論文を引用しながら考察しました。
引用文献も増やしました。
それでも、読みやすさを重視し、時に少しくだけた表現も入れました。
学術書でありながらも、専門家でなくても読める本にしたつもりです。

【書籍の内容】
書籍の内容は、私の読書の実体験が中心で、
それを紙とデジタルの書籍の利便性と問題点の観点から整理しています。

読み書きの研究をしてきた私ですが、
デジタル読書の実体験から見えてきた紙の本の利点が多々あります。
人はこれまでで当たり前にできていたことができなくなって初めて、
そのありがたみを感じるものなのだと実感しました。

また、本を読むという行為がいかなるものであるのかを考え直す機会ともなりました。
端的に言うならば、「読書は身体行為」です。
人は目だけでなく手も使っているし、手を使うことが読書体験を高めています。
さらに、「書籍は別々の体系」です。
なので、書籍ごとのかたまりを意識した読み方が大事です。
詳細についてはやはり、本書を手に取ってほしい。

【最後に】
さて、完成した書籍、
時間と手間がかかった分だけ、かわいくもあり、心配でもあります。
本書は多くの人に愛される書籍になれるのだろうか。
そうなれるよう、皆様にもお願いを申し上げます。
是非、読んで私に感想をください。
他の人にもすすめてください。

書籍は現在、Amazonで予約受付中です。
https://amzn.asia/d/04htox84

【関連リンク】
・書籍のHP
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/
・書籍のちらし
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/books/denshi-shoseki/book4_brochure0.pdf
・Amazon販売サイト
https://amzn.asia/d/04htox84

2026年4月16日 (木)

【柴田博仁メルマガ】No.21: 山城へ行ってきました

[2026年3月20日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。

最近、週末も仕事をしてます。
とにかく忙しいのです。
なのに思うような成果は出ていません。
時間の使い方に問題があるのでしょう。
そう思って、今日は仕事を放り投げて外に出ました。

行った先は、高崎市にある鷹留城。
箕輪城は城ファンの間では有名なのですが、
鷹留城はその支城。

鷹留城の訪問記に入る前に、
私の幼少期の話をしてみたいと思います。
テーマは、なぜ私は山城が好きになったのか。

【少年時代の思い出】
子どもの頃、私が住んでいた秋田市の外れに
羽川城という小さな城跡がありました。
戦国初期に羽川小太郎という地侍が作った城らしいです。
その城跡、今はだいぶ整備されて、
人が入れるようになっています。
ですが、私が幼かったころ、
羽川城は誰も踏み入ることのない雑木林、
いや単なる藪でした。

でも、冒険好きだった柴田少年は、
誰も踏み入ることのない藪にこそ魅力を感じてしまう。
そして、斜面を登り始めました。
藪の進行は困難を極め、最初の平地にすらたどり着くことができません。
ですが、その途中、白い石のようなものを見つけました。
小さいのですが、曲線が人工的。
ひときわ目立ったものとして私の目に飛び込んできました。
よく見ると茶碗のかけらです。
突然、体に電気が走りました。
少年はこう思ったのです。
戦国時代の誰かが私にメッセージを投げたのだと。
そして、数百年という時を超えて、
それを私が受け取ってしまったのだと。

以来、私は城が好きになりました。
それも、天守閣と堀がある観光地としての城ではなく、
山の中にひっそりとある、土でできた山城です。
当時は山城の本などありません。
数年分のお年玉をため込んで、
全10巻の城郭辞典 (小学館) を買い揃えました。
嘗め回すように読んだ。
何十回も。
3度のメシよりも城郭辞典の写真や地図を眺めるのが好きでした。
城の歴史や見どころを読むのも。
そして、たまに机の引き出しから茶碗の遺跡を取り出して、
戦国時代へと想いを馳せていました。

後で考えると、私が拾った茶碗のかけらは、
色がついていて、デザインが現代的です。
戦国時代の遺跡などではなく、
農作業をしていたおっさんが、
割れた茶碗を山に投げ捨てたものと思われます。
それだからというわけではないのですが、
高校生くらいから、少しずつ歴史への熱が冷めていきました。
それでも、拾った茶碗のかけらは、
私を城好きへと導いたアイコニックな遺跡であることに変わりありません。
社会人になって、再び歴史に興味を持つようになり、
少年時代の私の生き方を決めた茶碗のかけらを再び手にしたいと思いました。
帰省の際に必死で探したけど、
残念なことに、ついに見つかりませんでした。

【鷹留城】
長くなりました。
今日訪れた鷹留城に話を戻しましょう。
場所は榛名山の中腹。
周囲に家などなく、車でないと行けません。
なのに駐車場もない。
「鷹留城跡 0.3km」という小さな看板があるだけ。
看板下の小さなスペースに、車をほぼ路駐。
訪れる人がほとんどいないのは明らか。
細い道を山の中に入って行くと、
切り立った崖が見えてきた。
わざと山を削って、急斜面にした切岸 (きりざし) です。
両側が崖の通り道がある。
尾根を切り崩して人が通れるようにしたもので、堀切 (ほりきり) といいます。
時期にもよるのでしょうが、雑木も多く、
あまり整備されていません。
それでも、土塁の形はよく残っています。

鷹留城の写真については、
Facebookの投稿を参照してください。
https://www.facebook.com/hirohito.shibata.1/posts/pfbid0ZLsd1978u4xLrB9m7sgi8r1EDfhnVXKHE8UXfr7hAFmBtAXHghJAqpr8inbu8gvBl

木で覆われて、中は暗いし、
外からは、そこに城があるようにはとても思えない。
むしろ、人を寄せ付けない雰囲気がある。
それでも、いったん中に入るとこうして埋もれた城が見えてくる。
土塁は一部が崩れ、木が生え、斜面は雑木で覆われて。
まるでラピュタ。
誰も踏み入ることのない山の中で、
かつての栄華を感じ取ることができる。

この山城のロマンを少し感じ取ってほしくて、こんな話をしてみます。
天空の城として、インカ帝国のマチュピチョはあまりに有名です。
マチュピチョを訪れた人は、誰もが感動することでしょう。
行ったことのない私ですら、写真を見ただけでワオーですから。
でも、マチュピチョに最も衝撃を受けた人は、マチュピチョを見つけた人だと思うのです。
今は観光客も行けるよう整備されていますが、
当時、マチュピチョは荒れ放題だったはず。
何もないはずの山奥で、かつての人の営みをみつけた探検家の衝撃は相当なものでしょう。
それこそ、何万ボルトの電流が体を駆け抜けたことか。
それに近いような感情を、
山奥にひっそりとある埋もれた古城が与えてくれるのだと。
私はそう考えているのです。

【最後に】
さて、今日、私が訪れた鷹留城。
かなりよかった。
山城ファンとして格付けが高かったというより、
久しぶりに山城を訪れて、
空想を巡らせたことがよかった。
たまにこうする必要があるのだと思いました。

今日は研究の話はゼロでした。
メールのチェック以外、仕事もしませんでした。
明日から全力でやります。

2026年3月26日 (木)

【柴田博仁メルマガ】No.20: 卒業生の報告

[2026年2月27日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

ご無沙汰しています。
群馬大学の柴田です。

最近のトピックの中から、
本日、私が撮り上げる話題は、4年生の卒論発表と修論発表です。

【最近のトピック】
・書籍『体験記』脱稿。4月に出版予定
・4年生5名が卒業研究を発表
・修士2年の学生1名が修士論文を提出・発表
・3月4日、情報処理学会 インタラクション2026にてM1・王さんがポスター発表の予定

【卒論発表】
今年の卒業生は5名。
全員男子。
いい意味で、がさつで、たくましく、
指導で泣いてしまうこともなく、
不必要に言葉を選ぶ必要もなかった。
そういう意味では、これまでの指導で最も楽だった。

むしろ、私が気を使ったのは、気持ちの締め方。
褒めると「これで大丈夫」と思って、手を抜いてしまう学生が多い。
褒めた後に「いかん」と思って、再び落としにかかったこともある。
書類は期日に出せないし、メールの返答は遅い。
やんわりと叱ったくらいでは全く響かないので、きつく叱ることが多かった。

でも、そのおかげかどうか、
すばらしい研究を残してくれた学生が何名かいます。
褒めるので、名前もあげちゃいます。

 


(論文を調べれば、名前もわかることだし)

最初に取り上げるのは、読書SNS。
https://reading-sns.com/
引用ベースに投稿する読書SNS「Quote」のバージョンアップをしてくれたのは、
田部さんと神保さん。
バージョンアップとはいえ、SNSを大幅に改善してくれた。
利用ログの分析はユーザインタビューも行った。
研究成果は人工知能学会全国大会 (JSAI2026) で発表予定です。

次に取り上げるのは、VRでの読書環境の評価をしてくれた武川さん。
参加者4人の小さな実験ですが、短期間で評価実験を設計し、
わかりやすい結果を導いてくれました。
来週の情報処理学会インタラクション2026で発表予定です。

二重課題の実験装置を作ってくれたのは山崎さん。
昨年の本づくりもがんばってくれました。

背景音が物語理解に及ぼす影響を調べてくれたのは真庭さん。
年末年始も返上して実験に取り組んでくれました。
面白い試みだったと私は思う。

結局、5名とも名前をあげちゃった。
全員、よくやってくれたということですね。

【修論発表】
群馬大学に着任して5年目。
今年、初めて、私の研究室から修士の学生が誕生します。
VRでの物語評価をしてくれた小林さんです。
他大学からやってきて、心配もしたのですが、
予想を超える頑張り屋でした。
本人が頑張るからこそ、私も熱を入れて指導しました。
今日も深夜まで、明日締め切りの研究費申請の資料を書いています。

小林さんは博士課程に進学します。
なので、研究のことは、別に紹介する機会があるでしょう。
簡単ですが、今日はここまで。

【最後に】
今日は私の自慢の学生たちの紹介でした。
学生の皆様、お疲れ様でした。

2026年3月 3日 (火)

【柴田博仁メルマガ】No.19: [速報] 群馬TV「ビジネスジャーナル」出演

[2026年1月8日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

今回は速報です。

明日、放送予定の群馬テレビ「ビジネスジャーナル」に私が出演します。

  予定: 2026年1月9日(金) 22:00~22:30
  放送: 群馬テレビ「ビジネスジャーナル」
        https://www.gtv.co.jp/program/info/business/

メインは研究室の研究紹介です。
学生の本づくりの話もします。

昨日、撮影の収録が行われました。
卒業式の時しか着ない、慣れないスーツを着て撮影に臨みました。
録画とはいえ、カットなしの生配信形式の収録。
間違いが許されないので気を使いました。
対話形式の番組を想定したいたら、
一方的に話すニュース形式の番組であり、
講演とはだいぶ違うスタイルでした。
緊張したけど、楽しかった。

下の写真は、アナウンサーの三隅有里子さんとのツーショット。
https://www.gunma-u.ac.jp/information/220875
緊張の仕事を一緒にしたからでしょうか。
会話を始めて、ウォームアップなしに、いきなり打ち解けました。
話し始めて1分後には、今後の人生プランについて、
切り込んだ話をしていました。

さて、どんな番組に仕上がっているのか。
私も楽しみです。

下は大学の広報ページです。
・群大HP
https://www.gunma-u.ac.jp/information/220875
・群大X
https://x.com/gunma_uni_ad/status/2009047514897592469
・情報学部HP
https://www.inf.gunma-u.ac.jp/5197/

【柴田博仁メルマガ】No.18: 本の執筆

[2026年1月1日 配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

あけましておめでとうございます。、
群馬大学HCIラボの柴田です。

年末にメルマガを送ろうとしていたのですが、うまくいきませんでした。
そんなこんなで新年のメルマガ。

今日のテーマは、研究者らしく、本の執筆について。

【最近のトピック】
・広島で開催された国際会議IDW2025に参加しました
卒業生の北村さんがすばらしい発表をしてくれました
・執筆中の書籍『デジタル読書体験記』(仮題) の初稿ゲラを校正しました

【『体験記』の執筆】
昨年4月のメルマガNo.8にて、書きかけの書籍『デジタル読書体験記』(仮題) について、ご案内させていただきました。
途中までの書きかけの原稿も送らせてていただきました。
あれから1年と半年がたち、ようやく出版社に入稿できるレベルになり、
10月末に入稿しました。
初稿ゲラが出版社から送られ、
先日、初稿ゲラ修正依頼を出版社に返しました。
年明けに第2校ゲラがあがって、
それを修正して、最終版が完成することになると思います。
市場に出るタイミングは正確にはわかっていないのですが、
たぶん、今年の3月くらいになると思います。

書籍『デジタル読書体験記』(仮題) は
もうタイトルも決まっているのですが、
それはやはり本屋に並んでからでしょうね。
ここでは、単に『体験記』と記載させてもらいます。

前回の書籍『ペーパーレス時代の紙の価値を知る』は、
出版社の予想を上回る売り上げでした。
おかげで、今回の『体験記』の出版が決まりました。

前回書籍の出版は2018年。
それから8年が経過したことになります。
出版社の話では、新刊の本が売れるのは最初の3年。
ところが、前回の書籍は今でも売れている。
本当にありがたいことです。

今回の『体験記』を書き始めたのは2022年。
それから、書き上げるまで3年かかったことになります。
もっと執筆効率をあげないといけないですね。
本は3年に1度は出さないと。
正直、筆のスピードはそれほど遅いとは思わない。
自分のことに集中する時間がなかなか取れないのです。
学生の本づくり力に注ぎすぎです。
自分のこともちゃんとやらないとね。
学生のよい見本になれない。

でも、今年こそ、皆さまに新刊をお届けするめどがたちました。
春が来るのを楽しみにしていてください。

以前に私が送った書きかけの原稿について、
「あらまし読み」(元愛知教育大) の牧先生が丁寧に校正してくださいました。
他にも感想をくれた人が何名かいます。
全て、私なりに考え、対応を検討させていただきました。
皆様のご協力に心より感謝です。

【新たな本の執筆】
子育てする親に向けて「紙の本を読むこと、紙に書くをすすめる本」を書いてくれと、
とある出版社から依頼を受けました。
タイトルは決まっていないのですが、
ここでは『子育ての本』を呼ばせてもらいます。

「私が子育ての本を書くなんて」とも思いながら、
私が書くのはあまたある子育て支援の本とはまた別。
私は私の役割に達したいと思います。

初めて書く (専門書ではない) 一般の人向けの本。
是非、売れる本にしたい。
教育について勉強すると同時に、
現在、売れる本とはどういうものかを調査中、
年末年始に読む本をどっさりと厚木の自宅に持ち込みました。

【協力の願い】
最後に私の新年の目標を発表します。
・書籍『体験記』を世の中に出す
・書籍『子育て』を書ききる。できれば年内に出版
・投稿中のデジタル教科書実験の論文を発表する

最後のデジタル教科書の論文の件は、
投稿、拒絶を繰り返して、既に3年がたちました。
今年こそ決めたい。
その時に飲む酒も決めている。

でも、その前に正月に飲む酒ですね。
今年は「秋鹿 純米吟醸 霙もよう 無濾過生」
20年以上、私のお気に入りの1本。
これ飲んでがんばります。

皆様におかれましても、
今年1年よい年でありますよう、
お祈りします。

2026年1月 9日 (金)

【柴田博仁メルマガ】No.17: 本好きをつなぐSNS「Quote」新バージョンリリース

[2025年11月7日配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

群馬大学HCIラボの柴田です。
ご無沙汰しています。

今回は号外の特別配信ということになるでしょうか。
研究室で開発しているSNS「Quote」の新バージョンのご案内です。
明日、11月8日(土)、群馬大学の学園祭「荒牧祭」が開催されます。
そのタイミングに合わせて、「Quote」の新バージョンをリリースすることにしました。
https://reading-sns.com/

荒牧祭の開催期間中の11月8、9日に「Quote」に投稿してくださった方から、
抽選で3名様に柴田ゼミで製作した書籍をプレゼントさせていただきます。
当選者にはメール (Quote登録時のメールアドレス) でご案内させていただきます。

Quoteの詳細は下で。
まずは、最近のトピックから。

【最近のトピック】
・卒業生の北村梢生さんの論文が国際会議IDWに採択されました
  12月に広島で発表
・書籍『デジタル読書体験記』(仮題) の原稿を出版社に提出しました
  執筆開始から2年間。長かった。来年春に出版の予定
・しばらく滞っていた本づくりプロジェクトのメルマガを再開しました。
  登録は下↓
  https://forms.gle/YZfU9R9S7hRSTyuH8
・本づくりのブログも再開しました
  https://hci-book.inf.gunma-u.ac.jp/blog.php

【Quoteとは】
一言で言えば「本好きをつなぐSNS」

本のSNSは既にあります。
ブックメーター、ブクログ、Amazonレビューなどなど。
でも、どれも敷居が高い。
本に対するコメントは、知性が問われるようで勇気がいる。
へたをすると「ちゃんと読めていない」「揚げ足取りだ」と批判されかねない。
本を一冊読むのも時間がかかるし。

一方、音楽に対するコメントは、皆、気楽にしている。
サビの部分で「うぉー」「やばい」の投稿がたくさん投げられている。

本についても、こんな気楽に投稿できるようにならないか。
音楽コンテンツの気楽さとまではいかなくても、
もう少し投稿の敷居を下げたいなあ。

私たちはこう考えました。
本一冊へのコメントは敷居が高い。
本の大意を外せないし、本を全部読むのも大変だし。
でも、本の一部を指定してコメントするならどうだろう。
少しは投稿しやすくなるのではないか。

そこで、本の一部を引用して、
その引用に対して感想を書く形で投稿できるようにしました。
そうすることで、少しは投稿しやすくなってほしい。
Quoteを見る人にとっても、
本の重要な一文を知ることができるのは嬉しいはず。

Quoteを使って、同じ本に共感する人を探してみませんか。
同じ本の同じ部分に共感する人がいたら、
それはもう奇跡のような出会いでしょう。
本でつながるっていいですよね。

だんだん使いたくなってきましたね。
まずはクリックしましょう。
https://reading-sns.com/

そして、もう一歩。
お気に入りの本のお気に入りのフレーズを投稿しましょう。
11月8、9日の2日間、
HCI研究室の学生が書いた書籍を抽選で3名様にプレゼントします。

【新バージョンの新機能】
・ランキング機能
  いいね数が多い投稿や投稿数の多い本の順位がわかります
・検索機能
  本のタイトルや著者、投稿の内容で検索できます
・フォロー機能
  注目したい人をフォローすることで、その人の投稿がタイムラインに表示されます
・感想の文字数制限
  投稿時に感想の長さが引用文の半分以上にすることを求めます
  引用だけの投稿になって、著作権法違反になるのを避けるためです

【協力の願い】
本好きをつなぐSNSは、読書を推進するHCIラボの悲願でした。
研究にとどまることなく、群大発のSNSとして大きく育てたい。
現在のところ、ユーザ数は100名程度。
SNSとしては、まだまだ。
皆様の力で大きく育ててください。
今年の目標は、まずは登録者数1000名。
皆様の閲覧と投稿をお願いします。

 

2025年11月11日 (火)

【柴田博仁メルマガ】No.16: やさしい学生たち

[2025年10月14日配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

群馬大学情報学部の柴田です。
ご無沙汰しています。

今回のテーマは研究室の「やさしい学生たち」
ゼミ合宿と私の誕生祝いを通して、
明るく、やさしい学生たちの雰囲気を感じていただければ幸いです。

今回から、メルマガの最初に、最近のトピックを記載することにします。
研究室の動きを知っていただきましょう。

【最近のトピック】
・2年前から書き続けている書籍『デジタル読書体験記』(仮題)、だいぶ方向性が見えてきました。今月中に入稿予定です
・先月、研究室のOBが国際会議に論文を投稿しました

【ゼミ合宿】
9月24、25日と1泊2日で那須高原にゼミの夏合宿に行ってきました。
総勢20名、全員参加、欠席者ゼロ。
楽しい合宿でした。
雰囲気が伝わる写真があればよかったのですが、
ごめんなさい、準備ができていません。
学生の了解を得ていないのです。
学生の了解を得た低解像度で掲載した全体写真が、
HCI研究室のトップページのニュースに掲載されています。
小さいですが、これで雰囲気を感じ取ってください。
(写真はOBも含めて21名)
https://hci-lab.inf.gunma-u.ac.jp/

初日は華厳滝、中禅寺湖、大谷資料館。
月並みだけど、華厳滝はよかった。
学生は上から見て満足してたけど、
牛乳を飲みながら下から見た滝は格別。

宿は那須高原の別荘を貸し切ってBBQ。
オーナーのおばさんがやさしい人で助かった。
昔から私はおばさんに好かれる (同世代にはダメだけど)。
おばさんキラーぶりは、たぶん健在だった。

2日目は那須どうぶつ王国でリス、猫、あざらしと戯れました。
猫のショー「ザ・キャッツ」は、溜息が出た。
会場で見るのとはまた違うけど、下の動画もかなりいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=GUBlbVAowTk

楽しいことずくめの合宿だったけど、
一番印象的だったのはBBQ。
正確には、BBQ後の戯れ。
いつも明るくて元気な3年生が音楽に合わせて踊りだした。
総勢6名。
男女入り乱れて、ぴょんぴょん飛び跳ねて、
歌いながら、踊っていました。
断っておくけど、私は強制していない。
けしかけてもいない。
突如、学生が踊りだして、すかさず私がビデオを撮ると、
ノリノリで最後までパフォーマンスを見せてくれた。
宝物のビデオが、私のスマホにおさまってます。
このビデオがある限り、
卒業まで3年生は私の言いなりになってくれるはず。

この歌、後で調べたらゴールデンボンバー「女々しくて」らしい。
Wikipediaによると、カラオケランキングで49週連続で1位とのこと。
ヴィジュアル系エアーバンドというものらしく
ボーカル以外は、楽曲に合わせて踊るだけらしい。
えっ、そんなのあり。
ギターを弾かないギターリスト。
ベースを弾かないベーシスト。
それで勝負できるなんて、すげー。
それこそ本物だ。
今度、カラオケで熱唱できるようにしたい、と思った。

【誕生祝い】
10月7日は私の誕生日。
誕生月に年齢の数だけ餃子をサービスしてくれるラーメン屋があるらしく、
高崎のマルキンに行ってきました。
マルキンでバイトしているという3年生が企画してくれました。
味噌ラーメンと餃子がおいしかった。
餃子は全部で57個。
お誕生日用に花火がつけられていた。

学生にしては高価すぎる日本酒までもらった。
(論文が通ったら、学生と飲みたい)
「先生にはお酒を飲んでもらいますから」
と車で送り迎えまでしてもらった。
お言葉に甘えて、ビールを2杯飲んだ。

私を送り届けるために、自宅と大学を2往復しれくれた企画者の3年生。
帰りの車でそのことを詫びると、
「いつもご指導、ありがとうございます」
できた学生だ。
いや、できすぎだ。

帰宅すると、学生からメールが入っていた。
「先生がいつもあたたかく我々を見守ってくださるからこそ、
のびのびと学びを楽しむことができております」
どう考えても、これはおかしい。
家族には落とされることが多く、
人にやさしくされることに慣れていない私。
メールを見ながら、不覚にも、涙が出た。

【最後に】
今回は2つとも3年生の話でしたが、4年生もがんばってます。
合宿をきちんと組織して、
後輩の3年生をエスコートして、
かっこいいお兄さんぶりを発揮しれくました。
卒業までに、また書く機会があるでしょう。

OBもがんばっています。
「最近のトピック」で書いた、論文に投稿した卒業生の件。
投稿締切が合宿と重なったため、合宿前日に投稿しました。
執筆が思うように進まなかったので、
合宿前日の休日、研究室に呼び出しました。
朝から研究室で二人三脚で論文書いて、深夜2時過ぎに投稿を完了。
私は帰宅して、満足感とともにベランダでビール。
そして、翌日は合宿で朝から運転。
疲れと満足感で、これは合宿のテンションがあがるわな。
一方、投稿を完了したOBは、翌日、自宅で在宅勤務して、
夜には車で那須に移動して、一緒にBBQ。
私以上にパワフルだね。

明るくて、やさしくて、頑張り屋の学生たちに囲まれて。
私、とても幸せです。

2025年10月21日 (火)

【柴田博仁メルマガ】No.15: ライブ

[2025年9月18日配信]

柴田博仁メルマガご登録の皆様

群馬大学情報学部の柴田です。
ご無沙汰しています。

前回のメルマガ配信から2か月。

いつもの言い訳で自分でも嫌になるのですが、忙しかった。
ここ2か月ほど、仕事をしない完全休養日は2日だけ。
週末もほとんど研究室に来ました。
お盆も家族のもとに帰らず、一人で仕事。
誰とも会話しない毎日が何日も続きました。
本当にこれでよいのだろうか、
とも思うのですが、それを言い出すとまた別の話になってしまう。
何に忙しかったのかということについても、
成果が出たら、よい話として、別の機会に話すことにしましょう。

今回の報告は、忙しかったこの夏、私が刺激を得た2つのことを話します。
ひとつはプロバスケットの試合、もうひとつは韓国アイドルのライブ。

■ プロバスケットの試合

研究室で仕事に明け暮れる最中、
私は息抜きで、たびたびYouTubeを見ました。
お目当ては、日本人初のNBAプレイヤー・田臥勇太。
バスケット界では有名なレジェンド。
妙な説明をするよりも、下の配信を見るのがわかりやすい。
https://www.youtube.com/watch?v=jBtcZKILsVw&t=9s
<https://www.youtube.com/watch?v=jBtcZKILsVw&t=9s>

私が紹介したいのは、彼の高校時代。
名門・能代工業で1年からレギュラー。
彼がいた3年間 (1996~1998)、
高校バスケの三大大会 (インターハイ、国体、ウインターカップ) を
3年間連続で制覇し、「9冠」を成し遂げてしまった。

さて、そのすごい田臥。
身長は決して高くない (176cmで、私より2cm低い)。
でも、速い。
ドリブルでは、ボールが手に吸い付く。
ノールックパスも、まるで見えているかのように正確。
視野が広くて、試合の流れもよくつかんでいて、
バスケIQなるものがあったら、むちゃくちゃ高いはず。

バスケに興味のなかった私が、初めてバスケに釘付けになった。
それが、田臥のプレーでした。

是非、見てほしいのは、田臥の高校時代のプレー。
https://www.youtube.com/watch?v=ag1aPVvi-G4
<https://www.youtube.com/watch?v=ag1aPVvi-G4>

周囲もすごいはずなのに、高校生の中ではやはり段違いに光る。
見ていて、スカッとします。
「人間ってすごい」と思えるし、「俺もがんばろ」と思えるのです。

査読論文の修正と本の執筆で忙しかった8月。
特に論文の修正は、なかなか方向性が見えずに苦しかった。
プライベートでも悩み多き日が続きました。
心が折れそうにもなる私を支えたのは、
YouTubeで見た田臥のプレーでした。
彼の輝きに支えられて暑い8月を乗り切ったと言ってよいでしょう。

現在、彼は44歳。
栃木ブレックスに在籍。
年齢から考えて、いつ引退してもおかしくない。
その前に、是非、彼のプレーを生で見たい。
嬉しいことに、栃木は群馬の隣。
週末に足利市民体育館で栃木ブレックスの試合があるらしい。
前橋からは車で1時間ほど。
直前ということもあり、高い席しか残っていない。

でも、どうしても見たい。

9月6日、行ってきました。
練習中の田臥の動きを熱い目で追いました。
手抜きは一切なしで、誰よりも熱心に練習していた。
リーダーのあるべき姿を見ました。

残念ながら、プレシーズンマッチのその日、田臥は試合には出ませんでした。
それでも、迫力あるバスケットの試合を見れたことに、私は満足した。
応援も迫力あるし、選手紹介やアナウンスにもエンターテインメント性があった。
思わず声が出るようなプレーも随所で見られた。
そして、一生懸命な田臥の練習を見られたことも。
彼がチームメイトに話しかける際の笑顔を見たことも。


■ 韓国アイドルのライブ

先日 (9/16)、東京ドームで行われたTWICEのコンサートに行ってきました。
高3の娘 (長女) がTWICEのファンだったので、
意図して私もファンになりました。
娘とコンサートに行くために、TWICEのファンクラブに私も入りました。
2か月前、見事、チケットを手に入れ、
以来、この夏一番のイベントとして、とても楽しみにしていたのです。

開演4時間前に会場に到着。
予め購入したTシャツ、ペンライトを持参して、
会場でタオルとキーホールダーを買って、
ファンクラブ会員のくじを引いて。
とにかく綿密に準備して、テンションを高めました。

ライブは期待を裏切りませんでした。

始まりから終わりまでアドレナリンが出まくって、
何度も大声が出ました。
このテンションの高まりは、
99年に中日ドラゴンズが優勝を決めた神宮での一戦以来かも。
しかも、それが2時間続いた。
「俺、どうなっちゃうんだろう」って思った。


■ 最後に

「講義はライブ」といつも言っている私。
上の2つに比べれば、私が行う講義も講演も、
とてもライブとは言えない。


まだまだです。

がんばります。

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